こんにちは。プロダクト開発本部の近藤です。
db tech showcase 2024 1日目のC6セッションである「徹底解説!Insight SQL Testingを活用したデータベース移行の実践ポイント」のレポートをお届けします。
セッション概要
ココナラスキルマーケットの基幹データベースに対して、3つの目的(EOL対応、SLO99.96%の実現、IOPSの限界脱却)を実現するために移行を計画していました。
限られた時間の中で8億を超えるSQLを網羅したテストを実施することで、移行後のアプリケーションへの影響を未然に防ぐことを検討していたときに、Insight SQL Testingと出会いました。
試行錯誤してテストを行ったノウハウや、その結果としてどのような効果を得られたか?をご紹介します。
スピーカー名:株式会社ココナラ
システムプラットフォーム部
部長 / Head of Information
川崎 雄太 様
株式会社ココナラ
システムプラットフォームグループ
インフラ・SREチーム
片桐 英斗 様
はじめに
ココナラ様がデータベース移行の実践ポイントを紹介されました。
(8億本のSQLをInsight SQL Testingを使ってテスト・評価したケースの紹介)
流れは下記の通りです。
- ココナラ様の事業成長と技術課題
- データベースの課題と対応策
- 課題
- スケーラビリティの問題
- IOPSの上限
- 対応策
- Amazon Auroraへの移行
- 課題
- Insight SQL Testing の活用
- メインDBの移行
- APIを活用し、テスト実行・結果取得の効率化
- 約8億本のSQLをテスト、必要な修正を特定
- メインDBの移行
セッション内容まとめ
- Insight SQL Testingを使用して、Amazon RDS MySQL 5.7をAmazon Aurora MySQL 8.0へバージョンアップすることができた。
- メインDBのAmazon Aurora MySQL化ができたのは性能テストで事前に問題点を洗い出せたため。
- Insight SQL Testingを利用すると下記を実現できる。
- 性能テストの品質を担保
- 工数削減
聴講した感想
実際にInsight SQL Testingを利用してデータベース移行を行ったお客様の声を聞くことができ、大変参考になりました。
今回得られたフィードバックを活かし、お客様の手間をさらに減らし、大量のSQLクエリログも簡単に扱えるように機能を強化していきたいと感じました。